目次事例集デジタル時計(Ver2)


超高精度デジタル時計(Ver2) 制作のポイント

プリント基板の穴の位置の決め方
時計本体、PLL発振器、TVチューナ、電池などをプリント基板に取り付けます。穴の位置を決めるために私は紙に一度取り付けて、取り付け穴を調べました。この紙をプリント基板に当てて穴を開ければ失敗することがありません。


穴を開けたあと、プリント基板にはフラックスを塗って、錆びないようにします。フラックスを塗る前に、プリント基板をきれいに拭いておくことが必要です。また、フラックスを塗ったあとは手で触らないようにします。手袋をつけて作業した方が良いです。


TVチューナの取り付け
TVチューナをプリント基板にハンダで直に取り付けます。
ハンダ鏝は熱容量の大きいものを使わないとハンダがうまく溶けません。私は80Wのハンダ鏝を使いました。
4カ所くらいをハンダ付けしてチューナをしっかりとプリント基板に固定します。電気的にしっかり付いていることが重要です。
PLL発振器の取り付け部にもハンダを付けておきます。電気的接続を良くするためです。フラックスを塗ってあるので、接触が悪くなる可能性があります。ハンダは薄くする必要があるので、一度ハンダ付けしたあと、ハンダ吸い取り線などで、余分なハンダを取り除きます。



TVチューナの配線
TVチューナとPLL発振器の間が狭いので、PLL発振器を付ける前にTVチューナの配線を行う方が楽です。



カップリングコンデンサの取り付け

PLL発振器を取り付けたあと、TVチューナの映像出力端子とPLL発振器の映像入力端子の間にカップリングコンデンサを接続します。
端子の間が少し離れていて、コンデンサのリード線が他の回路と接触しないように1mmの太さのテフロンチューブを被せました。
ビニールチューブでも問題はありません。ただ、ビニールチューブは熱に弱いので、ハンダ付けを手早く行う必要があります。



配線
各端子の配線をします。
配線の数が多いところではビニールの紐を使って配線を束ねた方が良いです。見栄えもすっきりします。




本体部の完成です。