目次PIC入門PICライターの作成本体作成


PICライター本体の部品説明

ライター制御PIC ( PIC16C57 )

ライター制御PICにはPIC16C57を使用しています。PIC16C57は12ビット2KワードのEPROM、80バイトのRAMを搭載しています。I/Oポートは21本持っています。
パソコンとのデータの送受および書き込み対象のPICへの制御を行います。
ファームウェア(制御用ソフトウェア)はキット購入時に既に書き込まれています。





RS-232C ドライバ/レシーバ ( ADM232AAN )

ANALOG DEVICES社のADM232AANを使用しています。このICにはドライバが2回路、レシーバが2回路収容されています。
内部に+5Vから+10Vと-10Vの電圧を作るためのDC-DCコンバータが内蔵されます。ですから、+5Vの電源電圧だけでRS-232Cの電圧(約±9V)を作ることができます。





ダーリントン・トランジスタ・アレイ ( MTC1413P )

ダーリントン接続されたトランジスタが7回路収容されています。

・直流電流増幅率 ( hFE ) = 約2800
・最大出力電流 ( Io ) = 500mA
・最小出力耐圧 ( VCEO ) = 60V

今回はライタ制御PICの出力電圧( TTL = +5V )と書き込みモード制御用の電圧( +13V )との整合をするために使用しています。




アナログ・スイッチ ( 4066B )

アナログ・スイッチが4回路収容されています。CMOSのICで動作電圧は3V〜18Vです。

コントロール端子を"Hレベル"にするとスイッチがONになります。"Lレベル"でOFFです。
制御できる電圧は電源電圧以内の電圧です。

今回の回路では+5Vの制御と+13Vの制御を行っています。





書き込み電圧作成用レギュレータ ( LM317 )

+13Vの書き込み電圧をつくるためにLM317を使用しています。このレギュレータは出力電圧の調節を行えるタイプで外部抵抗器により1.25Vから37Vまでの安定した電圧出力を得ることができます。電圧を上昇させることはできませんので、37Vの出力電圧を出すためには入力電圧として40Vをかける必要があります。
設定電圧については回路説明を見てください。

出力電流は1Aまでです。





+5V電源 ( 7805 )

ライターは+5Vで動作させます。PICの動作電圧が+5Vだからです。
+5Vを作るために7805を使用しています。
出力電流は1Aまでです。





レゾネータ

ライタ制御PICを動作させるためのセラミック発振子です。4.19MHzのものを使用しています。





抵抗器

1/8Wの抵抗器でもOKですが、キットに付属している1/4Wの抵抗器を使用しています。
LM317の電圧調整用の抵抗器には±1%誤差のものを使用しています。他のものは±5%のものでOKです。





積層セラミックコンデンサ

ADM232(RS-232Cドライバ/レシーバ)のチャージポンプ用およびバイパス用コンデンサとして使っています。





アルミ電解コンデンサ

電源の平滑用に使用しています。耐圧( WV : ワークボルト )は25Vのものを使用しています。電源電圧として+24V以上を使用する場合にはもっと耐圧の高いものを使う必要があります。

プリント基板への取り付けは高さを低くするために横にして取り付けました。今回はDSUB-9のコネクタおよび電源コネクタをプリント基板に取り付けていないので横向きに取り付けても実装的には余裕があります。





ゼロプレッシャーICソケット接続用ソケット

キットではプリント基板にゼロプレッシャーICソケットを直に取り付けるようになっています。
私が今回作成したライターではゼロプレッシャーICソケットをケースに取り付けることにしました。配線を簡単にするため、プリント基板には通常の丸ピンICソケットを搭載し、配線用丸ピン端子で接続することにしました。丸ピン端子はユニバーサル基板に取り付け、着脱を可能にしています。

電源、LED、ピン切り替えスイッチ、RS-232Cの入出力コネクタへの配線用端子にも丸ピン端子を使用しています。






プリント基板

キットに付属しているプリント基板を使用しました。





スタッド

基板をケースに取り付けるために使用しています。

キットには含まれていません。