目次PIC回路集サインボード


サインボード 部品説明


PIC

PIC16F84Aを使用しています。PIC16F84Aは発振器として20MHzまで使えますが、今回は高速動作は必要ないので、10MHzのレゾネータを使用しています。もっと低い周波数でも問題はありませんが、タイマー処理の時間に関係するので、今回、私が紹介するソフトを使用する場合には10MHzの発振器を使う必要があります。




4-16 デコーダー ( 74HC154 )

4ビットのバイナリーコードを展開するICです。
4ビットで表せる状態は16状態あります。74HC154では16本の出力のうち、入力の4ビットに対応する出力をLレベルにします。
ですから、16本のうち、どれか1本のみがLレベルになります。


入力と出力の関係は以下のようになります。
入力出力
DCBA00010203040506070809101112131415
LLLLLHHHHHHHHHHHHHHH
LLLHHLHHHHHHHHHHHHHH
LLHLHHLHHHHHHHHHHHHH
LLHHHHHLHHHHHHHHHHHH
LHLLHHHHLHHHHHHHHHHH
LHLHHHHHHLHHHHHHHHHH
LHHLHHHHHHLHHHHHHHHH
LHHHHHHHHHHLHHHHHHHH
HLLLHHHHHHHHLHHHHHHH
HLLHHHHHHHHHHLHHHHHH
HLHLHHHHHHHHHHLHHHHH
HLHHHHHHHHHHHHHLHHHH
HHLLHHHHHHHHHHHHLHHH
HHLHHHHHHHHHHHHHHLHH
HHHLHHHHHHHHHHHHHHLH
HHHHHHHHHHHHHHHHHHHL





3端子レギュレータ ( 7805 )


安定した5Vの電圧を作るために使用しています。
今回の回路ではLEDは最大8個までしか点灯しません。ですから、電源電流としては約100mAしか流れません。100mAタイプの78L05でもギリギリ大丈夫ですが、念のため、1Aタイプを使用しました。






LED制御用トランジスタ (2SA1015)


LEDの点灯列を制御するために使用しています。PNPタイプを使用しています。






丸ピンICソケット


PIC本体はライターでプログラムを書き込んだ後に実装するので、ICソケットを使います。出来れば丸ピンタイプのソケットが良いと思います。
74HC154もソケットを使用しました。74HC154は24ピンのICですが、幅は14ピンなどのICと同じです。このタイプはスリムタイプと呼ばれています。





レゾネータ

10MHzのレゾネータを使用しています。発振用のセラミック発振子とコンデンサが内部で組み合わされています。





LED

5mm径の赤色高輝度タイプLEDを使用しています。
PICによる点灯時間は1/16になるので、高輝度タイプを使用しました。
5Vの電源で330Ωの抵抗器を使用した場合、約10mAの電流が流れます。





抵抗アレイ

LEDの電流制御(330Ω)には抵抗アレイを使用しました。
抵抗アレイとは複数の抵抗器が1つにモジュール化されているものです。
今回使用したものは8個の抵抗器が1つのモジュールになっているものです。
各抵抗器の片端はそれぞれつながっています。ですから、リード線の数は9本あります。共通のリード線が1本と各抵抗器のリード線が8本です。
どのリード線が共通かはテスターなどを使用して確認したほうが良いです。
私が使用した抵抗アレイはリード線を下にした状態で捺印面側から見て左端が共通でした。メーカにより違うかもしれません。






抵抗器

トランジスタのベース電流を制限するために5.6KΩの抵抗器を使用しています。
1/8Wで充分です。




電解コンデンサ

電源の入力電圧の安定化および低周波雑音をバイパス(接地に流す)ために使用しています。




積層セラミックコンデンサ

電源の入力および出力の高周波雑音をバイパスするために使用しています。




プリント基板

40×55ホールのユニバーサル基板を使用しています。





配線端子

電源線を接続するための端子として使用しています。






スタッド

プリント板の足として使用しています。




スタッド

このスタッドは前面にアクリル板を取り付けるために使用しています。
長さ10mmのものを使用しました。